ブラームス交響曲1番ケント・ナガノ指揮オスロ・フィル
今夜のベストオブクラシックは、テント・ナガノ指揮オスロ・フィルでブラームス交響曲1番の演奏であった。ほとん手付かずでアンサンブルだけで聴かせた演奏であった。そういう縁でギュンター・ワントのリハーサルに参加したわけだが、ワントは相当手を入れる人であった。(2020・7・27)
第一楽章。
394-399小節の第一バイオリンが下声部ながら埋もれさせず聞かせたのはなかなかのものだった。
第二楽章。
51-52小節のバイオリンで、奇しくも飯守泰次郎とケント・ナガノがアーテイキュレーション(色ずけ)が一致したのが面白い。
飯守もケント・ナガノもクレッシェンドの中央でfで演奏していた。
第四楽章。
例の269-270小節のホルンの2回の修正だが、ケント・ナガノは修正はしていない。
よく聞いてみると、ホルンの音色が無いが、音量は全くホルンが欠けても他の楽器の全開で演奏させてそん色がないようにしている。
これはある面ではすごいが、そこまでする必要があるかとも思える。
ワントの猛訓練ぶりに心酔した演奏が出ていたのであろう。
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