パスカルの葦笛のブログ

クラシック音楽のテレビやFMの放送からその演奏を視覚(楽譜)で再現します。後から読むだけでどんな演奏だったか理解出来ます。

2021年4月のブログ記事

  • シューマン交響曲1番鈴木雅明指揮NHK交響楽団

    この交響曲の導入部で全エネルギーを燃焼し尽くした感があるほどヘビーな演奏になった。それだけ人後に落ちない独創も発揮したように思われる。 今夜はシューマンの交響曲1番を鈴木雅明指揮NHK交響楽団で演奏された。 第一楽章。 冒頭から鈴木はこだわりを持っていて、素直なかたちではファンファーレを吹かせなか... 続きをみる

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  • ベートーベン交響曲6番ベンツァーゴ指揮ベルン交響楽団

    我々の知らない名指揮者が誕生した。マリオ・ベンツァーゴ(1948-)はベルン交響楽団の指揮者、すでにブルックナー全集を完成していて、なんと去年4月8日サントリーホールでブルックナー3番を読響で指揮することになっていたが、コロナウィルスの流行で来日が中止されたのだそうだ。まあ1、2年は疫病は沈静化し... 続きをみる

  • リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」ブラギエ指揮スイスロマンド管弦楽団

    リオネル・ブラギエ(1986-)は、2005年ブザンソン・コンクールの一位だそうである。この曲の総ての壺を押さえたわけではないが、要所要所は押さえていたので、まずは成功の部類であろう。ストコフスキーの演奏がリーディン・ケースになっているようで、その通り再現されているので、手腕が語られていることにな... 続きをみる

  • リヒアルト・シュトラウス、アルプス交響曲ドレバンツ指揮バーゼル交響楽団

    今夜テレビで橋田寿賀子(95)の訃報があったが、ハンス・ドレバンツ(1929-)は今91歳だそうである。指揮者もオーケストラも二流でなおかつ超高齢どうなることかと聞くと、これが面白かった。定石の分節法(フレーズを切る所)は指揮者が高齢なため耳が遠いことでゆっくりはっきりでするので、きわめて聞きやす... 続きをみる

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  • ベートーベン交響曲7番小林研一郎指揮東京フィル

    なかなか濃厚な解釈が随所に見られたのが第一楽章であった。 今夜は小林研一郎指揮東京フィルの演奏で、ベートーベン交響曲7番の放送であった。(2021・3・26) 第一楽章。 29-32小節の低弦の強調などもめざましいものがあった。43-52小節もやはり低弦が強調されていた。 184-186小節のチェ... 続きをみる

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