パスカルの葦笛のブログ

クラシック音楽のテレビやFMの放送からその演奏を視覚(楽譜)で再現します。後から読むだけでどんな演奏だったか理解出来ます。

2021年6月のブログ記事

  • モーツアルト交響曲38番マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団

    今日のクラシックカフェはマッケラス(1925-2010)の新譜紹介ということになろうか。「プラハ」の録音は2007年8月だから、死ぬ3年前だ。やはり第一楽章が充実した演奏で、ピリオド奏法がかなり反映されている。 第一楽章。 21,23,25、27小節の低弦の4分音符が、ピリオド奏法のお約束通りに音... 続きをみる

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  • メンデルスゾーン交響曲4番ヤニック・ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管弦楽団

    いよいそメンデルスゾーンの現代の決定盤が出た。翻訳の生命は50年で、それが過ぎると古くて読めなくなり新訳が必要になるという。往年の名演も新しい演奏に切り替わる必要があるという。それにしては、なかなか往年の名演に切り替えられないのが、翻訳と違うところだ。  そしてヤニック・ネゼ=セガンの指揮した「イ... 続きをみる

  • ベートーベン交響曲7番クルレンツィス指揮ムジカエテルナ

    噂の俎上にのったクルレンツィス(1972-)はエキセントリックな指揮者ということである。2019年初来日、2020年の来日は中止、今が旬の指揮者というのは正しいようだ。今日のクラシック・カフェは、多分初紹介の演奏ということになろう。ベートーベンの7番は2018年の録音だから新譜とは言える。 噂のよ... 続きをみる

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  • マーラー交響曲5番尾高忠明指揮大阪フィルハーモニー

    大曲だがほとんど全域に聞きごたえのある演奏であった。 今夜のブラボーオーケストラは、尾高忠明指揮大阪フィルでマーラー交響曲5番の演奏であった。(2020・11・13) 第一楽章。 39-40小節第一バイオリンの3つのアクセントをテヌートで重た目に演奏した。 ノイマンと尾高がテヌート気味で強調してい... 続きをみる

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  • メンデルスゾーン序曲「フィンガルの洞窟」アヌ・タリ指揮プラハ放送交響楽団

    五年前東フィルの第九で来日とは驚きである。メンデルスゾーンの小品でこれだけ勝負するとはさらに驚きである。 今夜のベストオブクラシックはメンデルスゾーン序曲「フィンガルの洞窟」アヌ・タリ指揮プラハ放送交響楽団の演奏であった。(2020・1・8) 19-20小節で、ちょっと珍しい演奏法をアヌ・タリがし... 続きをみる

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  • ベートーベン交響曲3番井上道義指揮NHK交響楽団

    井上道義はアンサンブル金沢時代は古楽器奏法の信奉者だったが、今回は古楽器は一掃されていた。オーソドックスな旧来の演奏に復帰していた。さらに驚くべきは、今では忘れられた巨匠エーリッヒ・ベルゲル(1930-1998)にたいするリスペクトにあふれる演奏を提供したことだ。 今夜のNHK交響楽団定期演奏会生... 続きをみる