パスカルの葦笛のブログ

クラシック音楽のテレビやFMの放送からその演奏を視覚(楽譜)で再現します。後から読むだけでどんな演奏だったか理解出来ます。

チョン・ミョンフン指揮のブラームス2番の円熟

今夜のブラボーオーケストラはチョン・ミョンフン指揮東京フィルでブラームス交響曲2番の演奏であった。第一楽章の演奏が傑出していた。(2021・7・2)


第一楽章。
261小節のテインパニの後半でクレッシエンドを掛けていたが、これはチョン・ミョンフムのオリジナルの解釈であろう。


これと同様の解釈が、297小節のテインパニにクレッシェンドを掛けて演奏であろう。

もっともここはトスカニーニ指揮NBC交響楽団の先行した演奏があり、またチョン・ミョンフンが踏襲したということであろう。


また394-395小節のトランペットの強奏は、チョン・ミョンフムの独自な味が出ていた。

前回のブラームス・チクルスよりはよほど円熟味が出ていたのではあるまいか。