パスカルの葦笛のブログ

クラシック音楽のテレビやFMの放送からその演奏を視覚(楽譜)で再現します。後から読むだけでどんな演奏だったか理解出来ます。

2021年3月のブログ記事

  • チャイコフスキー交響曲5番飯守泰次郎指揮東京シティー・フィル

    オーケストラと指揮者には相性があって、どうも飯守泰次郎の場合は東京シティー・フィルでは上品過ぎた演奏になるようだ。濃厚な解釈や自由奔放は、仙台フィルの場合いが多く、飯守泰次郎を聴くとしたら断然仙台フィルが良いということになりそうだ。 今夜は飯守泰次郎指揮東京シティー・フィルでチャイコフスキー交響曲... 続きをみる

    nice! 1
  • ドボルザーク交響曲9番渡辺一正指揮東京フィル

    一点非の打ち所のない名演とさえ言えるものだった。世界の名匠・巨匠がやる技術は総て持ち合わせており、これ以上はないという見せ場すらあった。大阪で文楽が受けず志ん生が大受けというのは、大阪の客が悪いということになっている。最後の盛り上げを欠いたのは渡辺に責任があるかなということはあるが、世界の名匠・巨... 続きをみる

    nice! 2
  • シューマン交響曲3番ライン下野竜也指揮NHK交響楽団

    このオーケストラでシューマンの交響曲3番の名演というと、サロネン(1990年)の指揮が印象深い。楽団員の冷ややかな態度と熱気溢れるサロネンの指揮振りとの余りの対比的な映像は30年過ぎても悲劇的なものがある。コンマスやホルンの馴染み深い顔が浮かぶ。サロネンはN響には二度しか登場しないので、両者喧嘩別... 続きをみる

    nice! 1
  • ベートーベン交響曲4番エストラーダ指揮バイエルン放送交響楽団

    今回のプログラムは主客転倒していて、本来は逆であろう。4番が前座だからもう勝負は見えた。メインのバイオリン協奏曲がそうでもなかったら、聞き損ということになる。やはりあちらでもムッターの独奏が呼び物ということになるのであろう。さてエストラーダに何か良いものはあるかと探してみれば、ベーレンライター版の... 続きをみる

    nice! 1