パスカルの葦笛のブログ

クラシック音楽のテレビやFMの放送からその演奏を視覚(楽譜)で再現します。後から読むだけでどんな演奏だったか理解出来ます。

2020年6月のブログ記事

  • 敬服の一言外山雄三指揮大阪交響楽団のエロイカ

    確かブロムシュテッドN響の紹介が日本初演ではなかったと思っていたら、もう4年前に外山雄三が紹介していたとは、実に驚きでした。敬服の一言でした第二楽章30小節のクレッシェンド新発見の紹介です。 今夜は外山雄三指揮大阪交響楽団の演奏でベートーベン作曲交響曲第3番エロイカの放送であった。(2016・5・... 続きをみる

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  • テンポが揺れたガードナー指揮ベルゲン・フィルのチャイコ5番

    結構テンポが揺れたエドワード・ガードナー指揮ベルゲン・フィルのチャイコフスキーの交響曲第5番の演奏であった。揺れる壺も伝統的な箇所を押さえて揺らしているのでなかなかな演奏であった。 今夜はガードナー指揮ベルゲン・フィルでチャイコフスキーの交響曲第5番の演奏であった。(2019・11・14) 第二楽... 続きをみる

  • 驚異のアンサンブル、ガードナー指揮ベルゲンフィルのブラームス2番

    驚異のアンサンブルというと機能主義でクリーブランド管のような優秀なオーケストラを思うが、田舎のオーケストラがアンサンブルに命懸けで演奏するというのがいい。そういう演奏でした。 今夜はガードナー指揮ベルゲン・フィルの演奏でブラームスの交響曲2番の放送だった。(2019・11・17) 第一楽章。 速い... 続きをみる

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  • 佳演だったマーラー4番ミゲル・ハース・ベドーヤ指揮ノルウェー放送管弦楽団

    今夜はミゲル・ハース・ベドーヤ指揮ノルウェー放送管弦楽団でマーラー作曲交響曲4番であったが、なかなかの佳演であった。(2019・10・14) 第一楽章。 この楽章が一番良かった。 57小節の最後の2つの8分音符にリタルランドを掛けてテンポを落とした演奏などはなかなかのものだった。 これでベドーヤと... 続きをみる

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  • なかなかユニークだった小林研一郎指揮東京フィルのチャイコ4番

    小林研一郎の80歳記念で春チャイコフスキー4・5・6番の連続演奏会が開かれる予定であったが、パンデミックで中止になった。4番はそれとは別の演奏会なのだが、もしあったら・・・コンサートなど21年までありえない、としたら俄然貴重な演奏となってしまった。 今夜は、小林研一郎指揮東京フィルで、チャイコフス... 続きをみる

  • 室内楽的にしてダイナミックなブルックナーだったヤルビ指揮N響のエストニア公演

    室内楽的とダイナミックとは相反するが、アンサンブルの良さとダイナミックな音響が兼ね備わったブルックナーの演奏であった。フルートのppなど十分聞こえるし、24人のバイオリンの音と同等に聞こえるというのがこの演奏の特長であった。 今夜のクラシック音楽館はヤルビ指揮N響でエストニアの残響音多重のホールで... 続きをみる

  • フルトベングラーの正反対の解釈をしたサロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団の「魔弾」序曲

    昨今は序曲に命を懸けた演奏というものがなくなったが、久しぶりの名演であった。白眉はコーダの演奏であった。フルトベングラーはここで極端にテンポを落とすのだが、サロネンは正反対の解釈に出て、アッチェレランドという加速に出た。 今夜はサロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団でウエーバー作曲歌劇「魔弾の射手」... 続きをみる

  • 神技のアンサンブルだユロフスキ指揮ロンドン・フィルのチャイコ6番

    この人は今回は楽譜に一事も手を加えなかった。アンサンブルに徹した演奏だった。相当ロンドン・フィルの楽団員をしごき上げたようだ。何十回も練習したのであろう。完璧にミスがない演奏になった。ライブでミスのない演奏なんてありえないのだ。それをやり通したのがウラディミール・ユロフスキの指揮であった。 後日C... 続きをみる

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