パスカルの葦笛のブログ

クラシック音楽のテレビやFMの放送からその演奏を視覚(楽譜)で再現します。後から読むだけでどんな演奏だったか理解出来ます。

ベートーベン交響曲4番エストラーダ指揮バイエルン放送交響楽団

今回のプログラムは主客転倒していて、本来は逆であろう。4番が前座だからもう勝負は見えた。メインのバイオリン協奏曲がそうでもなかったら、聞き損ということになる。やはりあちらでもムッターの独奏が呼び物ということになるのであろう。さてエストラーダに何か良いものはあるかと探してみれば、ベーレンライター版の楽譜を使用しているのが、せめてもの見っけものということか。


今夜のベストオブクラシックは、エストラーダ指揮バイエルン放送交響楽団でベートーベン交響曲4番の演奏であった。(2020・3・7)


第四楽章。
31小節のテインパニで、従来は8分音符であつたが、デル・マーの校訂で、第一バイオリンの16分音符の刻みがベートーベンの自筆であると判明した。

ということで、エストラーダは31小節ではテインパニを16音符で打たせていたので、ベーレンライター版の楽譜を使用していることが判明した。


32小節も同じなので、16音符で演奏させていた。


とくにエストラーダの個性は見られなかった。