佳演だったマーラー4番ミゲル・ハース・ベドーヤ指揮ノルウェー放送管弦楽団
今夜はミゲル・ハース・ベドーヤ指揮ノルウェー放送管弦楽団でマーラー作曲交響曲4番であったが、なかなかの佳演であった。(2019・10・14)
第一楽章。
この楽章が一番良かった。
57小節の最後の2つの8分音符にリタルランドを掛けてテンポを落とした演奏などはなかなかのものだった。
これでベドーヤという指揮者が相当の才能がある人なのだなということが分かった。
さて、340小節でテンポを落として、343小節から加速して一気にコーダを終結したところなどは大いに楽しめた演奏だと言わなければならない。
第三楽章。
298小節のバイオリンにも、リタルランドを掛けてテンポを落とした演奏は巧であった。これはワルター・ウィーン・フィルの演奏の踏襲したものだが、そこがなおさら良かった。
昨今では老巨匠の名演を継承するという演奏が少なくなってきているだけに、今後も継承してもらいたい解釈であった。
意外に濃くのある演奏をする人なのだ。
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