パスカルの葦笛のブログ

クラシック音楽のテレビやFMの放送からその演奏を視覚(楽譜)で再現します。後から読むだけでどんな演奏だったか理解出来ます。

2楽章に秀逸な演奏をした熊倉優指揮N響のメンデルスゾーン4番イタリア

今夜のNHK交響楽団定期演奏会ライブは、熊倉優指揮N響でメンデルスゾーン作曲交響曲第四番イタリアの演奏であった。(2020・11・14)


第二楽章に秀逸な演奏があった。ちょっと他では味わえない独特のものがあった。


それは74-86小節のフルートの演奏であった。


76小節から熊倉優はフルートにpで弱く演奏させ始めた。2つのsfは楽譜通りに演奏させた。

79小節の2拍目にpで弱く演奏させたが、独特の感性と見た。もちろんsfは無視した。82小節のfも無視してpで演奏させた。

84小節のfなども無視してpで演奏された。そして7度上がった高音でfに転じた演奏をさせた。


これなどはちょっと余人の出せない味と感じた次第である。