ハイドン交響曲96番「奇蹟」オクサーナ・リーニフ指揮ミュンヘン・フィル
今夜のEテレ音楽館は中堅指揮者5人の演奏であった。一番注目したのが、オクサーナ・リーニフ(1978-)であった。今年のバイロイト音楽祭に招かれる指揮者だそうである。ハイドンの交響曲96番の第三楽章には注目すべき解釈があった。5人の中では一番注目された。
ハイドン交響曲96番「奇蹟」をオクサーナ・リーニフ指揮ミュンヘン・フィルの演奏で放送された。(2020・6・4-5)
第三楽章。
指揮もオーバーなら、黒服に赤い帯も見立ち、どうなることかと見ていたら、この女性が最大の掘り出し物になった。
演奏がトリオに入ると、リーニフの異才が光った。オーボエは一回目は楽譜通りだが二回目には装飾音で演奏されたのが注目された。
52小節、55小節、59小節の所でリーニフは楽譜にない装飾音を入れて演奏させた。
68小節でもダ・カーポでオーボエに装飾音で演奏させた。
リーニフの才能は尋常でないことを証明していよう。
今年のバイロイト音楽祭のリーニフの期待は当然であろう。
さて、テレビの順番からその前にマケラの「海」を聞いたわけだが、そんなに将来性があるとは思わなかった演奏ではあった。
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