メンデルスゾーン序曲「フィンガルの洞窟」ペーター・マーク指揮ロンドン交響楽団
今日のクラシックカフェはメンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」をペーター・マーク指揮ロンドン交響楽団の放送があった。(キングレコードKICC-8622)名高い明盤だけに名演であった。
186小節のクラリネット・ソロで、ラレンタンド(テンポを落とす)を掛けた。
最後の4分音符からテンポを落として、187小節2分音符かたアテンポ(元のテンポに戻る)にした。マークならではのユニークな解釈だ。
これに感心したのだが、実はその後の202小節のクラリネットの長いソロを、マークとアヌ・タリがラレンタンド(テンポを落として演奏)をやっていることだった。
アヌ・タリ(1972-)といえば、当パスカルの葦笛でも6月に同曲を扱った女流指揮者である。なんとすでに東京フィルで第九を指揮に来日している今一番の旬の指揮者だ。
マークと同じような演奏をする指揮者として、明記しておきたい。往年の名演を聴けたと共に新人が将来の大指揮者たらんとする演奏を痛感した次第だ。
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